かつては家の中心だった「和室」。
しかし最近では、ライフスタイルの変化や家具の洋風化により、和室を洋室にリフォームする人が急増しています。
横浜でも、「畳をフローリングに変えたい」「押入れをクローゼットにしたい」といった相談が増えています。
この記事では、和室から洋室に変更するリフォームの流れ・費用の目安・注意点を、実際の事例を交えてわかりやすく解説します。
1. なぜ今、和室から洋室リフォームが人気なのか
和室はくつろぎ空間として魅力がありますが、現代の暮らしでは使いにくさを感じることも多いです。
人気の理由は以下の3つ。
家具や家電が置きやすい
→ フローリングにすることでベッドやソファを設置しやすく、模様替えも簡単。
掃除がしやすい・ダニが発生しにくい
→ 畳に比べてフローリングはホコリが溜まりにくく、お手入れがラク。
ライフスタイルに合う
→ 小さなお子様やペットと暮らす家庭では、洋室のほうが安全で使い勝手が良いケースが多いです。
特に横浜エリアでは、築20〜30年の住宅で「1階の和室を洋室にする」リフォームが増えています。
リビングに続く空間をフローリング化することで、開放感のある住まいに生まれ変わります。
2. 和室から洋室に変えるリフォームの流れ
実際にリフォームを行うときの流れを、5つのステップで見ていきましょう。
(1) 事前調査・打ち合わせ
まずは現地調査を行い、畳の下地・床の高さ・壁の構造などを確認します。
特に和室は「畳の厚み」があるため、フローリングに変更すると段差ができやすい点に注意が必要です。
(2) 畳の撤去
古い畳をすべて取り外します。
撤去費用は1畳あたり1,000〜2,000円程度。
処分費も含めて数千円〜1万円前後かかるケースが一般的です。
(3) 下地調整・床の施工
畳を撤去した後の床には、合板(下地材)を新たに張る作業が必要です。
高さを調整してフローリングを貼り付けます。
床材は、無垢材・フロアタイル・クッションフロアなど、ライフスタイルに合わせて選べます。
(4) 壁・天井・建具の変更
和室の壁は砂壁や繊維壁が多く、洋室にする場合はクロス(壁紙)に張り替えることが多いです。
また、襖や障子をドアや洋風建具に交換することで、印象が一気に変わります。
(5) 完成・仕上げ
床と壁が仕上がったら、巾木(はばき)や照明、コンセント位置を整え、完成。
工期はおおよそ5〜7日程度が目安です。
3. 和室から洋室に変える費用の目安
リフォーム内容によって費用は変わりますが、
6畳間を洋室に変更する場合の相場は20〜40万円程度が目安です。
工事項目 費用目安 内容
畳撤去・処分 約1〜2万円 古い畳の撤去・廃棄
下地調整・フローリング張り 約10〜20万円 床下地+フローリング材施工
壁・天井クロス張替え 約5〜10万円 砂壁からクロスへ変更
建具交換(襖→ドア) 約5〜8万円 洋風ドアに変更
コンセント・照明位置変更 約2〜3万円 配線・照明の調整
合計(6畳の場合) 約25〜40万円前後 仕上げ内容により変動
※横浜市内の一般的な木造住宅・マンションの目安です。
また、床材やクロスのグレード、追加工事の有無によって費用は変動します。
例えば、防音フローリングや断熱材を入れる場合は+5万円前後の追加になることもあります。
4. 実際のリフォーム事例(横浜市内)
事例①|築25年・戸塚区の戸建て住宅
内容:6畳和室をフローリング化+壁紙張り替え+襖を洋風ドアへ変更
工期:約6日
費用:約32万円
ポイント:リビング横の和室を洋室化して一体感を出すことで、LDKが広く見えるように改善。
事例②|港南区・マンションリフォーム
内容:和室→洋室+押入れをクローゼットに改修
工期:約5日
費用:約28万円
ポイント:クローゼットの扉を折れ戸にすることで、収納力とデザイン性を両立。
事例③|磯子区・二世帯住宅
内容:1階の和室を子ども部屋に変更
工期:約7日
費用:約40万円
ポイント:畳からクッションフロアに変更し、お手入れのしやすさと安全性を重視。
松下工業所では、こうした家族の生活スタイルに合わせた内装リフォームを多く手掛けています。
5. 注意したいポイント
和室を洋室に変える際には、見落としやすい注意点もあります。
(1) 段差と床の高さ調整
畳の厚み分(約4〜5cm)をどう調整するかで仕上がりが変わります。
リビングと高さをそろえることで、見た目もスッキリ。
(2) 断熱・防音性能の確認
畳を撤去すると断熱性が下がることがあります。
必要に応じて断熱材や防音材を追加すると、快適性がアップします。
(3) 賃貸物件の場合は原状回復を確認
賃貸住宅でリフォームを行う場合は、退去時に戻す必要があるケースも。
事前にオーナー・管理会社への確認が必要です。
(4) 下地の状態によっては追加費用も
床下や壁の劣化が見つかると補修費が発生することがあります。
事前の現地調査で状態をしっかり確認しておくことが重要です。
6. 和室リフォームで選ばれている人気デザイン
横浜では、和室リフォームを機に**「ナチュラルモダン」や「北欧テイスト」**に仕上げる方が多いです。
人気のスタイルは以下の通り。
ナチュラルスタイル:木目のフローリング+白クロスで明るく
モルタル調デザイン:グレーの壁紙と黒い建具でスタイリッシュに
北欧テイスト:淡いカラーの床とアクセントクロスで柔らかく
床や壁の色を統一することで、和室の名残を感じさせない自然な洋室空間に変わります。
7. まとめ|和室から洋室への変更で暮らしがもっと快適に
和室を洋室にリフォームすることで、使いやすく・おしゃれで・メンテナンスも簡単な空間に変えることができます。
横浜の住宅では、築年数が経った家の「一部だけリフォーム」も多く、費用を抑えつつ快適さをアップする事例が増えています。
また、畳を撤去してフローリングに変えるだけでなく、壁紙や建具まで一新することで、
新築のような清潔感とデザイン性を取り戻すことが可能です。
株式会社松下工業所では、横浜エリアで多数の内装リフォーム実績があります。
和室から洋室への変更をはじめ、クロス張り替え、床補修、収納工事など、
お客様の生活に合わせた最適なプランをご提案しています。
無料見積もり・現地調査はいつでもお気軽にご相談ください。
長年住み慣れた空間を、もっと快適で暮らしやすい場所に変えていきましょう。
株式会社松下工業所
横浜市を中心に外壁塗装・屋根塗装・内装リフォーム・防水工事を行っています。
確かな職人の技術で、お客様の理想の住まいを形にします。

