戦後80年 表現者たち
神田伊織 長崎原爆の日の9日
講師の神田伊織さん(43)=写真=が長崎原爆の日の9日、被爆者の証言を生き生きと語り継ぐ講談「被爆太郎の物語」をタスク長崎放送ホールで上演する。
約1時間に及ぶ長編で、2009年に元記者の伊藤明彦さん(1936〜2022年)が書き残した同名の書籍を講談にしたもの。
神田さんはコンフィクションノンフィクションを問わない物語を得意とする講談師。伊藤さんは新聞記者時代から16年間、書籍通販サイトを見て「なんとなく気になって」読んだことがきっかけで、被爆者に断られながらもものの証言を聞き続けた。
伊藤さんは「伝えることが使命」と話し、記録を続けてきた。
神田さんは「被爆者の証言を聞くことで、戦争や核兵器のことを遠い昔のことではなく、自分ごととして考えてもらいたい」と語っている。
同じく、伊藤さんは被爆者の証言を続けて記録。
22年7月に肝臓がんで死去。
伊藤さんの遺志を継ぐ形で、伊藤さんの証言を基にした講談を続ける。

